とんびあぶらげ

おいしいところをさらいたい

住宅ローン減税を有効活用して、優待投資の元手を捻出

人生最大級の買い物「住宅」。いろいろ身内で工面して頭金をつくり、借入額を減らそうとするのが心理ですが、実のところ、これがオトクだともいえません。

QE2や欧州危機のおかげで、今はお金がジャブジャブなので、8月からまた金利(固定)が下がります。そこへきて、いわゆる住宅ローン減税では、10年間、年末ローン残高の1%分の税額控除がうけられますので、

  • 変動金利1%未満でローン借入できる
  • 返済期間を10年近辺で組める

なら、ほとんど無利子で借りられることになります。(初年度と最終年度は、税額控除が満額働かないので、無利子は言い過ぎかもしれませんが。)

一方、元本割れリスクがほぼ無いネット銀行の定期ですら、0.2%~0.3%程度の利率なので、仮に手許にかなり資金がある状態だとしても、身内から援助を受けられるとしても、その資金で頭金を増やし手許資金を減らすのではなく、とりあえず可能な限り借入額を最大化しておいたほうがトクです。

そのようにして手許資金を残すと、住宅購入による影響をうけることなく、投資も継続できます。

年初に3000万借りたとして、利子30万を払っても、税額控除で27万戻ってくるので、正味では3万しか払わない(実質金利0.1%)ことになります。

仮に手許に1000万残せたとして、0.3%のネット定期預金で運用すれば、3万はそれでプラマイゼロです。しかも手許にお金があるので、イザというときも安心です。

よりリスクが低い預金として、新生銀行の2週間満期預金(年利換算0.2%)などもありますし、よりリスクが高いものとして、年率1.60%のSBI債などもあります。(後者は、めったに発売されませんし、めったに当選しませんし、所詮は社債なので破綻リスクはありますが)

最もリスクが高い株式であれば、元本割れリスクはありますが、配当+優待+総会利回り5%以上などとルールを決め、優待投資に成功するなら、プラマイゼロどころか、プラス50万にもなりえます。

またローン返済期間中は、強制的に団体信用生命保険に加入させられているので、生命保険(死亡保障)も減らせます。墓にお金はもっていけませんが、仮に死んだらローン返済は不要になるので、手許に残したお金は遺産になります。

もっとも「返済期間を10年近辺で組める」という条件が相当きつく、実際にやると鬼のような返済スケジュールになります。しかし、住宅ローン減税の恩恵がない10年超のローンを組んで、金利もつけて35年間でローン返済するよりは、手許資金を多く残し少しずつでも増やしながら、10年で返すように最適化の努力をしたほうがおいしいです。ムダ使いも減るし。