調べながらやるストラテジー&RPG

株関連はオワコン気味のため、ストラテジー&RPGゲームに変更

Dominions 4 : Thrones of Ascension (AAR) Lanka

Dominions 5 の発売に伴って Dominions 4 : Thrones of Ascension が安価に入手できるようになっいてたので入手しておいた。

前作の Dominions 3 からゲーム内容に変更はなく、相変わらず世界で最強の神になるべく戦うという点は同じ。
ただし勝利条件が敵全滅ではなく、マップ各地に散在する昇天の玉座 Thrones of Ascension の確保になっているので多少は楽になった。

魔族の地 ランカ Lanka, Land of Demons

選べる派閥も前作から特に変わってはいない。
Dominions 3 のときは典型的な人間系派閥の1つである Ulm ばかりやっていたが、武装強化した歩兵で力攻めの展開にしかならなかったので、今回は違う系統の派閥を試している。いま試しているのは Lanka という魔族系の派閥。
相変わらず設定は細かいが、要約すると
  • 森に棲んでいた猿の軍団を飼いならしたラクシャーサ Rakshasa を筆頭とする魔族の軍団
  • 血魔法 blood magic 大好き、したがって秩序 Order ではなく混乱 Turmoil 寄りが望ましい
    血魔法行使の前提となる血の奴隷 Blood Slave の数が増える
ということのようで、
  • 軍の大半は猿、魔族、アンデッドであり、熱いところが好き
  • 魔法は空 Air、血 Blood、死 Death、自然 Nature
とのことだ。血魔法メインなので、生贄狩りをしないといけない。

まずは神

ついつい神と言ってしまうが、正しくは自称・神 Pretender God。
プレイの都度作ることもできるが、大抵の場合は同じ設定で作ることが多いので、プレイ開始前にゲーム・ツール Game Tools で神を予め作成しておき、保存しておくのが簡便でよい。
まずは見た目の姿だが…前作と同様に色んな外観・特徴から好きに選べる。
しかしラクシャラニ Raksharani の姿が Lanka にとっては標準とされているようなので、それにした。
Lanka 限定で 20ポイント割引もあるし。
よくよく目を凝らして見ると、グラフィックは前作よりも少し改善されている気がする。
例によって説明は長いが、
  • ラクシャーサの女王で、すぐに猿の女王にもなった。
  • 赤毛の魅惑的な女の姿に変身できる Shapechanger 
とのこと。アイコンを1つ1つ見ていくと、
  • 火には弱く Susceptible to Fire
  • 飯は食わない Need not Eat にもかかわらず、なぜか大食い Gluttony (?)
  • 隠れんぼ上手 Stealthy で、影武者(分身) Glamour、暗視 Darkvision 持ち
  • 森でのサバイバル Forest Survival が得意な魔族 Demons
もう、いったい何が何だか分からない属性となっている。
ざっくりいうと猿の軍団の神様的な存在(ボス悪魔)である。

魔法その他の設定

魔法については、苦手な火魔法 Fire Magic 以外を全て4にしてみた。いわゆる虹 rainbow 設定。
しかしネットで見ていると、ダブル祝福 double bless 設定のほうが虹よりも人気があるようだった。
おそらくは聖別 Sacrid ユニットが多いからだと思うが。
 
実際に両方プレイしてみると、ダブル祝福の方が戦闘では圧倒的に優位だった。
  • E9N9 だと、聖別ユニットの防御が上がり疲労 Fatique もほぼゼロになる。
    その上、リジェネレーション Regeneration で毎ターン回復するため長期間戦い続けられる
  • D9N9 だと、 リジェネレーションと不滅 Undying の組み合わせにより、実質HPが上がるため戦死をかなり回避できる
  • A4もつけると、魔法抵抗力が増えるので滅殺 Banishment への抵抗力があがる
ランカは地魔法は使えないが、神が目覚めたら魔法の道具を色々作れそうなので、E9N9が楽しい。
こんな感じ。
 
支配力 Dominion の設定については、
  • 血の奴隷を収集する都合上、混沌 Turmoil に全振り T3 は確定
  • ネットで見ていると召喚が多いため、資源ネックにはならないらしいので Sloth に全振り S3
  • 宝石と資金の臨時収入を期待して Luck に1ポイント L1
などとしている。

最大マップ、最大数で開始

西のほうの、まあまあ肥沃な土地から開始となった。
[F9] で確認すると、昇天の玉座の点数は7点のようだ。近くには1つしかない。
玉座のある州は、時々とんでもなく強力な中立軍が出てくるので要注意。
以前のプレイで、魔術師と僧侶5名が待ち受ける州に攻め込んだときは、指揮官含めてほぼ全員死んだ。

ご近所捜索

初期では大猿と子猿が一匹ずつ、部下として与えられる。
子猿はマルカタ Markata と呼ばれており、こちらは偵察用。
隠密 Stealthy、山岳および森林での生存 Survival、そして勿論、動物 Animal である。
大猿のほうはバンダル Bandar と呼ばれており、猿の軍団の最上位カースト
最初に与えられているのはバンダル司令官 Bandar Commander であり、他の上級司令官もラクシャラジャ Raksharaja 以外は大抵バンダル。中間カーストはバナラ Vanara だが、ユニットの名前はアタビ Atavi となっていて分かりにくい。

カーストのユニットの特徴

何回かプレイしてみたところ、各カーストのユニット Units の特徴としては
  • マルカタは、攻撃力が低すぎて使いづらい。
  • アタビは、攻撃力は低めだがバンダルの半額以下なので、中立軍相手には使える。
  • 大型ユニットを持つ敵派閥と戦うさいには、バンダルかラクシャサでないと厳しい。
    ダブル祝福の場合、ラクシャサ(魔族)で最上位のパランカシャ Palankasha が結局一番良い

指揮官 Commanders

司令官については、魔族とアンデッドを率いる都合上、意識して使い分けが必要。
指揮 Leadership の能力は通常ユニット Normal Unit の数値なので、右クリックして確認する必要がある。
戦闘後に死体 Corpus からアンデッド Undead を再生させて次の攻勢に使うことが多いので、通常ユニットしか指揮枠のない指揮官は使いづらい。
ラクシャシ Rakshasi
魔法土地の探索用として使っている。3ターン待つ必要はあるが、しばらく待って預言者 Prophet をコレにすることも多い。
空魔法 Air Magic、死 Death、自然 Nature、血 Blood、聖 Priest の土地を探索できる。
プラス2ポイントは、どれかの魔法のレベル加算に使われる。空3、死3、血3などもたまに出る。
変身能力も一応もっているが、忙しくて使う暇はほぼない。
通常ユニットの指揮枠は 40 と少ないが、アンデッド・魔族の枠は大きいので使いやすい。
カラ・ムクハ Kala-Mukha
アンデッド蘇生用に使う。戦闘のさいにメインの指揮官とするか、別に必ず一人は連れていく。
戦闘に勝った後には、戦場に死体 Corpus が転がっているので、次のターンから16体ずつアンデッドを蘇生 Reanimate させて戦力を補充する。

アンデッドは退くことを知らない士気50なので、最前線に並べて肉弾として使う。
騎兵や象などにぶつけるとやられてしまうが、タダなので惜しくはない。
敵方に聖職者 Priest がいる場合には、数ターン以内に成仏 Banishment させられてしまうが魔族の弾除けと時間稼ぎにはなる。
ヨギニ Yogini
いわゆる魔法研究用。首都に毎ターン生産することになるだろう。
魔法においても他に優秀な指揮官は多いので、指揮能力10しかないコイツを戦闘に出すことはないだろう。

他の戦闘指揮官

通常ユニット(つまり猿)しか指揮できない武官は、たぶん一人いれば十分だろう。
あくまでも主戦力は魔族とアンデッドなので。

召喚できる魔族の指揮官

法研究を進めていくと、魔族の指揮官なども召喚できる。
ラクシャシで間に合うので、それほど便利でもないが・・・

部隊 Units

通常ユニットのうち猿どもは、はっきり言って弱い。大型ユニットは1つもないし。
 
魔族は主力でありそこそこ強いが要塞での徴兵は高価なので、血魔法で召喚して調達する。
  • 召喚 Conjuration レベル2のガナ Gana は序盤のおすすめ。
    イセリアルなので魔法攻撃のない敵や分身(影武者)持ち Glamour へのある程度の防壁になる。
  • 中盤以降は、血魔法のレベルを上げてより強力なのを呼ぶ。
  • 大抵の魔族は聖別 Sacrid かつ混沌 Chaos 持ちであり、自国外の土地では弱くなる。
アンデッドはタダだが攻撃・防御スキルは低いので、基本的に壁。攻撃目標を命令することはできない。
しかしランカでは調達がしやすく、士気50なので戦場で逃げることもない。
負け戦では殿を務めて大抵全滅することになるだろう。おかげで後方の指揮官や他の部隊はほとんど助かるのだが。
ランカの陸軍は、復活させたアンデッドの大軍になることだろう。このように・・・
自然魔法で呼び出す動物・植物たちも基本的に壁。どのみち緑宝石は余るので、アンデッドと同様に戦力補充に使う。
アンデットとは違って足はかなり速いので、本軍が到着するまで騎兵や象に噛みつかせておく、かませ犬としても便利。
森の州で呼び出せば熊なども出るので、象への対抗にも使える。
 
また召喚レベルを上げると戦略マップで5州以内に大鷹 Great Hawk と部下のノーマル鷹 40羽を呼び出す空魔法が使えるようになる。
これはパラシュート降下に相当するもので、味方領土との接続が無い敵地を狙って失敗した場合には退却できず全滅する。
儀式魔法 Ritural なので陸軍の移動より先に発動するため、地上軍の攻勢と同期したパラシュート降下はできない。
よって最前線の味方領地への手っ取り早い空軍戦力補充として防御的に使うと便利だろう。
ただし所詮は動物であり攻撃力もまるで無いので、かませ犬以上のものではない。