惑星鑑定の三原則
当該惑星を人類居住可能惑星として鑑定するためには、少なくとも、以下の三原則の条件を充足させるものでなくてはならない。
- 人類が居住可能な環境を継続して持ち、急激な環境変化をおこさないと認められる惑星であること。また、人類の天敵、あるいは天敵となりうる可能性のある存在がないと認められること。
- 移住開発コストが、より安くあがる惑星であること。
- 知的生命が存在しない惑星であること。あるいは、知的生命に進化する確率の高い生命体が存在しない惑星であること。先住知的生命は尊重しなくてはならない。
環境ランクC
環境ランクC以下の惑星なぞ、人間が住むような場所ではないはずだ。居住可能ではあるかもしれない。しかし生活を楽しむ星ではないはずだ。大気浄化装置の故障をいつもはらはら考えているだけの星なのか。極寒の中で、たがいの表情もうかがい知ることのできない生体維持装置の必要な星なのか。それ以上の星ではないはずだ。
惑星の発見レベル・居住可能ランクの表現
- 未認知星 - 認知星 - 開拓星
- 未踏宙域、未踏惑星
- 環境ランクA~Dダッシュ
登場人物
- 惑星鑑定士、惑星分析士
- 当初は宇宙開拓家任せだったが、移民後に暴政が敷かれたり、実は居住可能な惑星でなかったと判明することが多く、有資格者による鑑定を行うべきこととなった。
- さらに鑑定士を支援する役割として、分析士が設置された
- 鑑定士はセイタロ(二流)、機敷埜老人(一流)、マリオ(三流)
- 分析士になりたての女性 美亜・FL
- フェッセンデン、アル、ベー、天候改造機
- 惑星キー・ラーゴに少女とともに残された家にあるコンピュータとロボットたち
- タマゴ熊生物
- カシツヨヒンデビヒモリウス
- 集合意識をもつらしい
動植物
惑星 | 説明 | 名称 |
キー・ラーゴ | タマゴ熊生物(書籍の表紙イラスト参照) | カシツヨヒンデビヒモリウス |
象のような表皮でイソギンチャク状の目、四足獣 | ||
ペンペリアⅩ | 吸血植物 | |
ガルⅢ | 巨大リケッチア | |
ドテコラⅣ | 珪素生命体、高い所に登る性質 | ドテコラ岩 |
ピーピングⅤ | 物質を通過する原子通過構造を持つ飛ばないカワセミ | インキカワセミ |
イシュルヴァⅡ | 猿人 |
星系・惑星
- ネオ・フロリダ星系 - キー・ラーゴ
- マリオ・フルーツ
- 地球
- 激しい貧富格差・退廃のため、ランクDダッシュの惑星であっても、移住希望者が殺到する状況
- すでに60億人ほどが移民、残り17億人
- オグラゴン星系 - グレートホープ・Ⅲ
- 3千年周期で接近する放浪惑星(第5惑星)を鑑定時に見落としてしまい、その激突によって2億人の植民者ごと消滅してしまった惑星
- 特異空間・転移空間
- アトランダム・ジャンクション
- セカンド・ホール
- ズヴゥフルⅤ
ワームホールのようなものか
宇宙船