獣人ビーストマン Beastmen の見直し
恐怖 Dread の報酬
恐怖は獣人にとっての新しい資源であり、任務完了、居留地の劫掠、戦闘での勝利(戦死者に比例)により得られる。恐怖の報酬 Reward of Dread 画面で恐怖を消費して暗黒神 Dark Gods の施しを受けることができる。
伝説の君侯 Legendary Lord や英雄 Hero、魔法の道具 magic items や勢力の強化などの報酬がある。
獣人ユニットの維持コスト upkeep costs は撤廃されたので、ユニット数が軍の主な制約となり、この制約も恐怖の報酬で緩和できる。
血まみれの土地 Bloodgrounds
獣人は地図上の地域を選び、殺戮と恐怖の場、血まみれの土地にすることができる。
血まみれの土地はプレイヤーが居留地での戦闘に勝利し、居留地にハードストーン Herdstone を建立したときに作られる。その地区 region と近隣の地区が血まみれの土地に変わる。プレイヤーが血まみれの土地内で略奪、戦闘での勝利、居留地の劫掠などの破壊的な行為を行うことで、破壊 Devastation レベルが上がる。ある種の技術や、ハードストーン系の建物、技能は破壊の獲得を加速する。破壊が蓄積されると、プレイヤーは廃墟の儀式 Ritual of Ruin を実行できる。
廃墟の儀式
廃墟の儀式を実行すると、血まみれの土地は、破壊された血まみれの土地 Devastated Bloodground に変わる。蓄積された破壊は廃墟の徴 Marks of Ruination という重要な資源に代わり、プレイヤーのハードストーンの上限が1増える。
廃墟の度合いはキャンペーン画面の最上部に記録される。廃墟化が一定の水準に達すると、ユニット数や軍の数の上限が増える、建築コストが低下する、ハードストーン・シャード Herdstone Shards が増えるなどの重要なボーナスが得られる。
破壊された血まみれの土地
破壊された血まみれの土地はケイオスに染まった死体まみれの地獄であり、獣人以外の勢力にとっては厄介な土地である。ハードストーンが維持されている限り、他の勢力は血まみれの土地に関連した廃墟化された地域に植民できない。ハードストーンは他の居留地と同様、攻撃して破壊することで除去できる。
新月 Dark Moon
新月の状態に応じて獣人は常時影響を受け、満月のジレンマによる悪影響は無くなった。
キャラクターや勢力
獣人の君侯は、キャンペーン地図上でそれぞれが異なる勢力となる。
さらに獣人の伝説の君侯と汎用的なキャラクターの勢力と君侯の効果も刷新された。
- カズラク Khazrak のベスティゴア Bestigors には前衛配置 Vanguard Deployment、アンゴア Ungors には毒の攻撃 Poison Attack
以下略
ドワーフの見直し
怨恨 Grudge とルーン製造 Runecraft だけでなく、ドワーフ共通の仕組みの多くが見直された。
怨恨
怨恨のバーはさらに階層化され、階層ごとの効果がより顕著になった。怨恨を晴らす Clearing Grudges を達成しやすくなり、バランスと報酬が改善された。伝説の君侯 Legendary Lord の怨恨レベルにより能力が強化されたり、雇用できるさすらいの名士 Wandering Slayers の数が増えた。
さすらいの名士
名士は通常どおり居留地で雇えるが、勢力の怨恨レベルに応じて、高名なる(威名の)連隊 Regiments of Renown の雇用プールからも登用できる。
伝説の怨恨 Legendary Grudges
- ドワーフの伝説の君侯は、固有の伝説の怨恨を4つもってプレイ開始する
- ソレク・アイアンブロウ Thorek Ironbrow の場合は、8つで、探索すべき聖遺物と関連
- これらの怨恨は難易度が高く、達成すれば怨恨がかなり進む
伝説の怨恨の報酬は、怨恨よりもオース・ゴールド Oathgold が多く、強力なバフや、固有の熟練のルーン Master Runes の場合もある。
戦闘後の選択肢 Post-Battle Options
ドワーフの戦闘後の選択肢は、特定の種族に対するそのドワーフ勢力の関係を考慮して変更された。防御的なプレイにおけるボーナスや、新たなオース・ゴールド源の提供など
ドワーフに対する勝利の場合、毛嫌いしている種族への勝利の場合、それほど嫌ってもない種族の場合とで選択肢が異なる(略)
キャラクターと勢力の調整
テオグリムその他の調整(略)
工兵 engineers
狙撃、近距離、散弾など特化したビルドができるように技能体系を変更
ルーン工匠 runesmith
ルーン魔法 rune magic の変更を反映して技能体系を変更、軍の行動の種類が2つ増えた
ルーン製作 runecrafting
ルーンの組み合わせで様々な特徴が出せるよう変更
- キャラクターのルーン Character Rune、戦旗ルーン Banner Runes が増えた
- かまど Forge のルーン製作の儀式はそれぞれ1回だけだが、ルーンは3個作られる。熟練のルーン Master Runes は強力だけど1個だけ
- ドワーフのキャラクターには3個のキャラクター・ルーン用スロットがあり、他の装備のスロットとは別である。但し軍の部隊を強化する戦旗ルーンは従者・ルーン・戦旗のスロットを使う
ルーン魔法 Rune Magic
相変わらず、これは魔法ではないのだが、他の勢力でいうところの魔法と同様の使い勝手になっている。
6つのルーン魔法があり、ルーン君侯 Runelord、ルーン工匠 Runesmith、ソレク Thorek が使用できる。ルーン君侯、ソレクは熟練のルーンというより強力だがクールダウンの遅いルーン6つを使うこともできる。どれか1つでもルーンを使うと、そのキャラクターの他のルーンもクールダウン街になる。
キャンペーンの変更
技能と技術体系での検索
特定の効果をもつ技能や技術を検索できるようにした。右上の検索窓で検索すると、該当する技能や技術がハイライトされる。
自動解決 auto-resolve の改良
クリックする前に結果が分かる、自軍の損害が分かる、赤点滅の部隊は多分死ぬ
その他、種族ごとに調整(略)
戦闘の変更
獣人ビーストマン Beastmen のユニット強化、様々な種族のグラ強化
受動能力と充填表示
戦闘で発動する前に充填が必要な受動能力については、ユニット情報パネルの下部にマウスオーバーすれば充填時間や条件等が表示されるようになった。すでに発動している能力についても同様。
発動している能力や再充填表示と数字
以前は、発動しているデバフは赤、バフは緑の輪。数字は発動中も再充填中も同様に表示していた。現在は、能力が発動中は緑色で、数字が時間を表す。再充填中は赤。
その他、チャリオットの衝突判定がおかしいのを直したとか(略)