TWWH2 バンパイアコーストの君侯と英雄のビルド
バンパイアコースト Vampire Coast（ヴァンパイアコースト）で何度かプレイしてみて、君侯 Lord（ロード）と英雄 Hero（ヒーロー）のビルドを何度か失敗し、やっと勘所が分かったような気がしてきたので書いとく。
伝説の君侯 Legendary Lord（レジェンダリーロード）
バンパイアコーストでは、主人公を含めて伝説の君侯を5名まで増員することができる。主人公以外の4名は、伝説の提督 Legendary Admirals という技術を研究開発して、1名あたり悪名を2,000消費すれば登用できるようになる。
伝説の君侯と通常の君侯の違いは、旗艦 flagship の建造 Shipbuiliding ができるかどうか。
旗艦の建造を行うにあたっては、技術開発で船大工を獲得しておくと、費用が半額になるので、主人公で３レベル以上の建物を増築するまでには研究を終えておきたい。
100ターン超えるあたりになると、主人公の旗艦のパッシブ効果がある建物 building はレベル5 (V) まで軒並み建て終わっていて、徴兵（募兵）系の建物も、どれか一系列はコンプしているだろう。
折角の船大工がヒマにならないように、まあ大体70ターンくらいまでには、二人目の伝説の君侯を出しておくことが多い。
伝説の君侯の一人め（主人公）
ルーサー・ハーコン、ノクティラス侯爵など、最初からプレイアブルな伝説の君侯。
最初から居るため直ぐに活躍するし、最初から不死 immortal であり旗艦への投資や持ち物 inventory が無駄になりにくいので、旗艦の建物増築は迅速に行われ、最良の魔法の道具 item や従者 follower が与えられることになるだろう。
しかし不死とはいえ、強力な敵軍にうっかり捉まって負傷した場合、数ターン無駄になるので、そうならないようキャンペーン地図での移動力や視界確保を最高にするようにビルドすることになるだろう。つまり
- 道具・従者はキャンペーン地図上での移動力や視界確保ができるものを優先的に割り当てることが多く、
- 旗艦の建物にも移動力を上げる主帆 Main Sail があるので、船室 Cabin や乗組員増の碇 Anchor の次あたりに取っていくことが多い
この移動力と視界を最も有効に活かせるのは、陸上ではなく海上となる。
次々と海上の宝探しをしながら、他の海賊や、手薄な敵の沿岸都市を襲ったりする展開になることが多い。
そのため、一人め（主人公）のビルドは、魔法の道具の出現率や戦闘後の金銭報酬を高める報酬重視のビルド Freebooter にしておくと実入りが多い。
必ず、お供の軍（君侯）が必要になる
バンパイアコーストの序盤の部隊は弱いため、1個軍で行動することはないはずだ。
- ハイエルフ High Elf、リザードマン Lizardmen、ブレトニア Bretonnia のフルスタックには、下手すると2個軍でも勝てないので、3個軍以上か城兵 garrison の支援が必須となる
- スケイブン Skaven、トゥームキング Tomb King、他のバンパイアコースト、海上の宝探しで時々出てくるアンデッド海賊、20レベル以下の他の海賊には、２対１で挑めば、自動戦闘 auto-resolve で確実に勝てる
弱さ感としては大体こんなところだ。以上のことから、バンパイアコーストの軍は常に2個軍セットで行動することになる。
この場合、お供の方の軍の君侯は、主の方の軍とは違ったタイプのビルドにすることが多い。例えば、
- 主の方の軍が報酬重視の場合、お供の軍で攻撃をすることはないので、報酬重視以外のビルドとする
例えば徴兵重視や回復重視にしておき、主の軍の代わりに徴兵して引き渡したり、損耗した部隊を一旦引き取って後方で宿営 encamp して回復図ったりする - 主の方の軍が徴兵重視の場合、お供の軍で攻撃することが多いので、報酬や戦闘力重視のビルドとする
徴兵（募兵）のプールは、君侯ごとではなく地域ごとに共通なので、同一地域に居ることが多い二人を共に徴兵重視にしておくことに意味はない
伝説の君侯の二人目以降
そのための技術を研究開発して、悪名を2,000消費すれば出すことができる。
主人公と同様に旗艦を持っており、常に忠誠であり、不死なので、旗艦への投資は無駄にならず、従者・道具も喪失しにくいメリットは同じである。
ビルドに関しては、各自の元々の特徴 traits を伸ばすビルドにすることが多い。
徴兵重視のビルドとする場合
バンパイアコーストには陸でも海でも使える死者の復活 raise dead という便利な戦力増強方法が別にあるし、そもそも海上に出ずっぱりになることも多いので、元々徴兵向きの特徴持ちでもない限り、伝説の君侯を徴兵重視でビルドすることはあまり多くはない。
しかし死者の復活は、
- 陸上の大戦場跡 battle site marker がある場所以外ではモブ数部隊しか雇えない
- 部隊のランクも常にゼロ
なので、中盤以降はややインパクトに欠ける。
伝説の君侯の一人目（主人公）の旗艦における海賊の乗組員 Pirate Crew の増加は、100ターン時点では、毎ターン27とかになっているので、この時点では乗組員を兵員として動員することに違和感はなくなっているはずだ。
旗艦上では海上だろうが陸上だろうが、乗組員を兵員として船内 Local Horde から徴用できるのが強みなので、この時の徴兵費用 recruitement cost を抑えられるようなビルドは、遠征中の兵士補給源ともなる旗艦においては中々有益である。
但し乗組員から徴用するはずなのに、なぜか敵地では徴用ができないので、その点は注意が必要だ。
また陸上においては、近所に大戦場跡があるなら死者の復活 Raise Dead の方が安上がりなので、陸上要員にするなら、徴兵費用ではなく、回復 replentish や報酬 loot を高めるビルドのほうが得だろう。
なおハーコン Harkon の場合、スラーンの金 Slann Gold 技能で死者の復活 -50%となるので、さっさとランク上げするなら、徴兵ビルドにする必要はない。
このスラーンの金は、クエストバトルを完了させない限り、書かれている効果は発揮されない。
- クエストバトルを完了していない状態では、キャンペーン効果 Campaign Effects の表示は -25% となっており、ハーコン以外の君侯においても復活費用がハーコンと同じになっているので -25%しか利いていない。
- 発動条件であるリザードマン Lizardmen の居留地３つを劫掠または破壊して数ターン後に条件を満たしたことにより、クエストバトル Quest Battle へのテレポート teleport が可能になった。
ネクロフェックス・コロッサス Necrofex Colossus ９体と無数のモブ兵からなる直卒の鬼スタック Doom Stack で難なくクエストバトルを終わらせたところ、死者蘇生コスト Raise dead cost のボーナスは -75% となった。
これで随分、安上りになった。
青系技能
青系の技能 Skill は、キャンペーン地図 campaign map で有効になることから、キャンペーン技能ともいわれる技能で、戦闘以外の局面で常に役に立つものなので、通常は他色の技能よりも先に青系の技能を獲得する。
- 最初の Root Marcher は勢力や君侯の種類によらず、ほぼ必須とされる。
- 軍が十分に強力ならば、各個撃破を図るために、後半にある電撃戦 Lightning Strike を取ることもある。
資金と魔法の道具の確保を重視するなら、略奪者 Freebooter を選ぶ。
敵に戦闘を挑むのは伝説の君侯ではなく、通常の君侯にやらせて部下の忠誠度を維持する場合には、伝説の君侯本人向けの技能としては、永遠の奉仕 Binded to Service（徴兵費用低減）か幽霊艦隊 Ghost Fleet（回復）のどちらかに3点全振りでもいいだろう。
残りの1点は3点振らなかった適当な技能に振って、次の山分け Go on Account に進む。
それ以降は
- 電撃戦 Lightning Strike
伝説の君侯に限っては、優秀な部隊を集める傾向があるので、電撃戦も使うことはある。他の君侯はモブばかりなので、単独で電撃戦など使わないが。 - 縁材と防腐剤 Coaming & Preservative
高級な部隊のフルスタックで行動するので、維持費低減はほぼ必須。 - 海賊旗 Black Flag
最後の技能。ここまで来たら普通は取るでしょう。
生きている船 Living Ship については、研究開発 research の中にある船大工 Ship's Carpenter で代替すればよいので技能としては必要ない。
この船大工は、複数の伝説の君侯がいる場合には、それぞれの旗艦を改装する直前のターンに従者の付け替えを行うことで、旗艦の改装費用を節約できる人気者である。
赤系技能
青と黄を取り終わった後にでも取ればよい。
序盤はゾンビのモブを連れていることが多いが、中盤以降には高級なユニットを直卒するようになるので、そういう技能を選んでバフを付けるとよい。
率いる軍に適したものを取る必要があるので、旗艦で雇えるようにする兵種と、技能で強化する兵種は同じにするようにしたほうがいいだろう。
青系と違って、前半で6技能とらないと後半に進めない点に注意。
黄系技能
個人的にはこれは黄色なのだが、これを金色だという外人もいる。
伝説の君侯は常にキャンペーン地図上に常在しているので、個人の能力を増強するものは後回しにして、キャンペーンや軍に利くものを先にとった方がよい。
何をおいても移動力が最優先なので、最初は密輸業者 Smuggler で確定だろう。
以降は解放され次第、上から2列目にある伝説の君侯に固有の技能（概して強力）のチェーンを端までとり、
解放され次第、最上列の技能の左2つを取る
- 伝説の君侯に固有の技能
ハーコンの場合、スラーンの金 Slann Gold - 乗り物 Death Shriek Terrogheist
残りの黄色は好みだが、飛び道具の武器を持っているのであれば、めったに行わない白兵攻撃 Melee Attack の強化は止めておいたほうがよい。逆も然り。
君侯 Lord（ロード）
バンパイアコーストの通常の君侯は、特徴 traits に合った行動をしないと忠誠度 loyalty が下がることから、特徴に合わせたビルドをすることになる。
肖像での見分けは付きにくいが
- 女の方は飛び道具 Missile をもっており、
- 男の方はもっていない
ので、道具は武器の種類に応じたものを持たせるか、魔法強化系を持たせる。
魔法の強化は、連れまわしている英雄 hero の方、バンパイア艦隊船長 Vampire Fleet Captain の強化が先行していることが多いので、軍に加わっているならば、そちらに道具を回した方がよい。
忠誠度について
忠誠度が低い状態で軍を除隊したり、減数したりすると、盛大に叛乱を起こす。
バンパイアコーストで忠誠度の減少や叛乱発生を確認したことはないが、アイテムを召し上げるのも実は良くないらしい。ダークエルフ DarkElf ではそんなこともあった気がする。
蜂起のさいには、もともと率いていた軍とは関係なく、自分の軍をどこからか調達してくる。叛乱軍の規模や編成は、おそらくは本人のランクに比例しているらしく、ランク15の君侯が叛乱したときには以下のように始末に負えない軍が発生した。
ランク5前後の君侯の場合には3部隊くらいだったのが…
もともと率いていた軍は新たな君侯に引き継がれたが、全てゾンビ海賊銃兵モブだったので、ほとんど一方的に叛乱軍に嬲り殺された。
こんな優秀な軍、ワシも一度くらい操作してみたいわ！
※6個軍を運用しているが、ほぼ全部モブなのであります
上記のとおり、忠誠度を維持できなかった高ランクの君侯の叛乱はかなり厄介なので、その扱いには細心の注意を要する。
忠誠が低下した君侯の使い道としては、ひとりで世界中を巡らせるとよい。
- 海上の宝については、場所だけ確認しておき、取らないようにする。
- 陸上の廃墟については、全て探索 search ruin を行って魔法の道具を稼がせる。
遠くで叛乱したところで、こちらに迷惑が及ぶことはなく、むしろバンパイア汚染を先に仕込んでおくことができるので得である。
なおランク30になると、死ぬまで忠実 Loyal to the End という技能が不死 Immortality の右側で習得できるようになる…が、その段階では忠誠マックスを維持できるので、多分わざわざ習得することはなかろう。
名前の変更 Rename について
閣僚にしているベンチウォーマーの君侯を時々呼び出すことがあるが、どういうビルドの君侯だったか思い出せないことが多い。
君侯や英雄の名前は変更できるので、ビルドを意味する名前に変更しておくとよい。
例えば報酬重視で Freebooter を3点付けた場合には、名前を Freebooter にするとか。
ミドルネームを FBにするとか。
その後、さらに防腐剤 Coaming & Preservative にも3点つけた場合、ミドルネームを FB.CS. にするとか。
登用する順番について
君侯のランク+5の技術を開発する前に登用する一人目の君侯は、後で使い捨てにすることになるので、
- 忠誠度が上げにくて使い道が少ない陰謀家 Intrigant 、密輸業者 Smuggler、放火魔 Firestarter
- 閣僚候補になりえない、忠誠度の範囲が最も低い者
あたりを登用しておくとよい。
二人目は、閣僚 Officer の大量生産によりランク11で、それ以降はランク14で登用する。
伝説の君侯よりも高い初期ランクになり、キャンペーン技能（青系）は右端まで取った状態で開始できるので、特徴のあるビルドが登用時から行える。
扇動者 Instigator
徴兵するだけで忠誠度があがり、しかも低下しにくい忠実な社畜。
徴兵時のランクへのボーナスもあるので、基本的には防衛要員かお供の軍となる。
徴兵しては、前線にいる別の軍に接触して部隊を引き渡すことを繰り返すので、
- 徴兵費用の低減
- 前線に向かうための移動力
が重要であり、したがって永遠の奉仕 Binded to Service（徴兵費用低減）に3点全振りは確定となる。
運よく留守家老の従者、船属死霊術士 Ship'S Necromancer なんかを引いた日には、徴兵費用 -25%にもなる。
残りの1点は幽霊艦隊 Ghost Fleet （回復）にでも振って、次の山分け Go on Account に進む。
それ以降は、
- 狡猾だけど魅力的 Guile & Glamour（汚染拡大） に全振り
伝説の君侯では旗艦の乗組員増加の技能がここにあるのだが、通常の君侯は旗艦を持たないため代わりにこの技能がある - 余りは縁材と防腐剤 Coaming & Preservative（維持費用低減）
とする。占領した外地の居留地で徴兵することが多いので、バンパイア汚染の加速のため狡猾３点としたが、
- 最序盤ではバイパイア汚染100％の内地での徴兵係を務めることになりがち
- 中盤以降でも、普段は除隊 disband しておいて内地が襲われた場合に再雇用して徴兵させるような使い方をすることもある
ので、最初の一人は縁材と防腐剤に全振りにしておいても良いかと思う。
本土防衛中や外征中に狙われた場合を除いて、基本的に増援以外の立場では戦わないので、黄系技能の一つめは密輸業者 Smuggler で確定。
戦闘はしないので、青を右端までコンプした後であっても、さらに中間に戻って幾つかを増強していくのもアリといえばアリ。
従者 follower （フォロワー）としては、徴兵費用低減の奴を付けておくとよい。
また占領した直後の居留地で回復を図りながら、留守番中にいくつかは建物を建てるので、建設費用低減の従者も良い。
殺人鬼 Murderer
戦えば忠誠度が上がるので、まさに最前線の戦闘要員。
フルスタックで行動し、敵に攻撃を仕掛けるので、軍の戦闘力を向上させたり、維持費を抑えるような技能を中心にとる。
陸戦向きと海戦向きのどちらにするのかでビルドは異なる。
全体的な傾向としては、海戦については戦う・戦わないも含めて主導権がとれるが、陸戦の場合には主導権がとりにくいので、
- 海戦向きのビルドでは、海上の宝探しや沿岸都市襲撃で戦闘となった場合の報酬の増加を重視
- 陸戦向きのビルドでは、維持費の低減や戦闘継続力を重視
としたほうがよい。
序盤は海上の宝探しを2個軍で行うので、海戦向きのビルドのほうから考えていくと以下のようになる。
当方から2個軍以上のフルスタックで挑むのであれば、宝探しの戦闘で負けることはほぼ無いので、略奪者 Freebooter に全振り。余りは例えば海の猟犬 Sea Dogs にでも振る。
但し、セットで行動している君侯を報酬増ビルドにした場合には、かぶるのでもう片方は回復重視の幽霊艦隊 Ghost Fleet のほうに振ってもかまわない。
海での戦闘に勝てば勝つほど海上戦闘が有利になる特徴、優秀な船長 Good Sea Captain が後から付いたりもするので、海の猟犬 Sea Dogs には拘らなくてよい。
陸戦向きのビルドでは、幽霊艦隊 Ghost Fleet（回復）に全振りして、余りを永遠の奉仕 Binded to Service（徴兵費用低減）に振って次に進む。これは回復を目的としたビルドなので、報酬は増えないものの、海戦向きビルドでも十分役立つ汎用性がある。
陸だろうと海だろうとフルスタックなので、縁材と防腐剤 Coaming & Preservative（維持費用低減）に全振り以外にはなく、モブ中心の軍で一対一の電撃戦をして勝てるほど強くもないので、余りは汚染の拡大にでも振っておく。
黄系については、やはり移動力が大事なので、４択の中では密輸業者 Smuggler となるだろう。ランク20になったら不死 Immortality を忘れずに。
従者としては、キャンペーン移動力と魔法の道具ゲット確率増の奴とか、損耗回復の奴などを付けるとよい。
道具も報酬増や戦闘力増を中心に割り振る。
放火魔 Firestarter
居留地 settlement の破壊 raze や攻城戦 siege での勝利、戦闘で忠誠度が上がる戦闘要員。
しかしバンパイアコーストの場合、死者の復活で攻城戦攻撃要員 Siege Attacker の 水死体 Bloated Corpus を雇えばいつでも自動解決の攻城戦に持ち込めるため、敵地でのんびりと10ターン以上も攻城戦をすることはなく、攻城戦ボーナスはあまり意味がない。
ビルドについては殺人鬼 Murderer のビルドと同じでよい。
陰謀家 Intrigant
待ち伏せ ambush と電撃戦 lightning-strike で忠誠度が上がるのだが、そんなことは滅多に起きないので、捨て駒として以外、キャンペーン地図上に出すことはない。
そもそも雇わない、あるいは雇ったとしても一時的であり、捨て駒にしない場合には、閣僚 office 要員となる。
急にリザードマンが攻めて来たりして、捨て駒にする時は、青系技能は移動力増の最初の1つだけにして、残りは赤系技能のフルコンプ+黄系技能の戦闘力強化に資するもの、例えば密猟者 Poacher を選ぶなどしてゾンビモブ系のバフを利かせまくると良い。
捨て駒にしたのに死にきれないままランク20になり不死 immortal となった場合には、儀式 rites の中に忠誠度を上げる奴があるので、造反しない程度に忠誠度を維持させながらコキ使う。
密輸業者 Smuggler
所在地域 local region の建物の収入が増える分、陰謀家よりはマシだが、建物収入+8%に見合うような地域があるかどうか？
100ターンかけて最高レベルまで上げたバンパイアコースト本土の覚醒の地 The Awakening は、もう少しがんばれば一応採算は合うようだ。今気づいたけど…
しかし軍（君侯）を増やすと、総員数に応じて、勢力全体の維持費率も数パーセント悪化するので、総じていうと雇う必要はなく、使うとしてもキャンペーン地図には出さないまま閣僚 office 要員にしておくことが多い。
但し、
- 収入増や建築コスト低減などの内政向き効果がある英雄 hero（ヒーロー）や従者 follower（フォロワー）がいる
のなら、英雄や従者を付けて本土の国境付近にて待ち伏せ態勢を取らせ、本土に攻めて来る奴がいないか早期警戒の見張りをさせておくのはありだろう。早く発見できれば、徴兵が間に合うので。
略奪者 Plunderer
劫略 sacking、襲撃 raiding と、戦闘で忠誠度が上がる。
襲撃の費用対効果は疑問に思う向きがあり、それでスレが建っている始末。
忠誠度を上げたり、敵軍を居留地から釣り出すために形だけやることしかないだろう。
- スケイブンでは食糧が得られる
- 叛乱勃発寸前の敵地で発動するとよい
とのことだが、わざわざそのために雇うかというと？
英雄 Hero（ヒーロー）
特徴 traits と英雄の種類の両方を考慮してビルドする。
技能のビルドよりは道具の割り当ての方が重要で、単独行動している英雄には何も持たせず、従軍している英雄には適切な道具を持たせる。
戦旗 Banner や従者 Follower について
バンパイアコーストに限った話ではないが、英雄に従者を割り当てても、その英雄が加わっている軍に対して効果がない場合がある。
戦旗に至っては、英雄に割り当てたところで、決して利用することはできない。
君侯の軍 Lord's Army や部隊 Unit に対して効果がある戦旗や従者は、英雄 hero ではなく、君侯 Lord に割り当てるようにすること。道具 item については、もともと本人にしか効果が無いので、英雄に割り当てても問題はない。
バンパイア艦隊船長 Vampire Fleet Captain
君侯であるバンパイア艦隊提督 Vampire Fleet Admiral と違って男女の区別はなく、全員が魔術師 Wizard であり飛び道具をもっていないので、道具は魔法強化系のものを持たせる。
伝承の守り手 Lore Keeper
建設費用 construction cost 低減 と研究 researh rate 増加の効果がある特徴。
建設の方は今いる地域 local region にしか利かないが、研究は勢力全体 factionwide に及ぶ。
この特徴は内政向きのものなので、内政向きの技能としては公的秩序（治安）増大 Spread Public Order をとるが、ランク上げと占領地での建設のために、建設工兵として軍に随伴されることも多いので、軍の回復 Replentish Troops を取っておくとよい。
よこしま Devious
同じ州にいる英雄の行動 hero action（ヒーローアクション）の費用が減り、確率が上がる。
バンパイア艦隊船長 Vampire Fleet Captain の場合、
- 海賊の入り江 Pirate Cove（海賊溜まり）設立
- 敵の英雄を負傷させる Wound
- 敵軍に突撃する Assault Units
がパッシブではない行動として選べるが、敵地にわざわざ単身で外征して、これらの行動をとるかというと、そんなことはあまりない。使うとしてもせいぜい Wound 位。
単独で行動するよりも、君侯率いる遠征軍に従軍しながら、時々軍を抜け出して、近くで見つけた敵の英雄なり軍なりに嫌がらせをすることになるだろう。
以上のことから、まずはさらなる費用低減（本人のみ）を図り、
負傷 Wound と突撃 Assualt Units を鍛えることになる。
明敏 Perceptive
最前線の戦闘部隊に従軍し、視界 Campaign line of sight (LOS) を拡げて魔法の道具のドロップ率 Magic item drop chance を増やす。
青系では軍の回復 Replentish Troops だけ取り、後は黄系技能を鍛えるとよい。
海賊の入り江 Pirate Cove（海賊溜まり）を作りに行く係りになることもあると思うので、これを付けてあげてもいいかもしれないが、15ターンおきにしか使わないので、やるとしても最初のひとりだけでいいだろう。
モーングルホーンター Mourngul Haunter
敵地で単独行動することが多く、特に暗殺が便利なので、
- 専門家 Specialist
- 暗殺 Assasinate
を取る。占領地を迅速に汚染で染めるために
- バンパイア汚染の拡大 Spread Corruption
も取る。
暗殺は、成功した場合には数ターン、成功率が下がる仕様になっているので、暇つぶしのために建物損壊 Damage Building を鍛えておくのもよい。
軍に組み込んで随伴する場合には、報酬増を取っても良い。
ガナリーワイト Gunnery Wight
敵地で単独行動することが多く、特に技術を盗む Steal Technology が便利なので、
- 専門家 Specialist
- 技術を盗む
を取る。
遅滞戦術用に、軍の妨害 Block Army を取ってもよい。
敵に攻め込まれた場合、儀式を発動し、州令を発動し、さらにワイトが妨害することで、かなり時間稼ぎして損耗を強いることができる。
